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第51代理事長  中 嶋  隆



次世代へつなぐJAYCEEの輪
同じ志を持つ仲間とともに


はじめに

社団法人滝川青年会議所が2009年に創立50周年という節目を迎え、我々にも様々な変革を迎えることになりました。まず、2008年暮れにアメリカで起きたサブプライムローンの問題に端を発し、経済状況は暗転。 遠く何万キロも離れたアメリカで起きた問題が、私達の故郷滝川にも暗い影をおとしました。しかし、このことが何をさすのでしょう? 単に「我々に抗うことができない不況に巻き込まれた」ということではありません。世界は急速に狭くなっているということが言えるのです。海の向こう側で起きたことが、我々の身近な生活にも影響を及ぼす。 逆にいいかえれば、私たちが発信する「情報やエネルギーが世界中にも伝わる」ということを指しているのです。それは私達自身の力で故郷を復興させ、その影響が北海道経済の復興の礎となり、 行く末は日本経済の復興の起爆剤になる可能性を秘めているということなのです。そのために、私達ができることはなんでしょう? それは、50年という歴史を誇ってきた、私達、社団法人滝川青年会議所の変化を指すのです。ですが、人は変化を恐れます。変化は時として、安穏と生活をしている人々をまったく逆の世界へと引き入れることになるからです。 だが変化をしない限り、私達は世界のどこかで起こった事象に身をゆだね、ニュースや新聞の情報に一喜一憂する、傍観者のままでいることになるのです。このことは、私達の世代だけの問題ではありません。 私達の育ててくれた祖父母や両親、また私達の子どもや孫たちにも、少なからず影響を及ぼします。年金機構が破たんし高齢者が安心して暮らせない社会、子どもが安心して教育を受けられず、遊べない地域社会、 それがいままさに滝川市だけでなく、日本全国が直面している問題なのです。日本経済の基盤を作ってくれた多くの高齢者が、その貢献をないがしろにされないよう、これからの日本を担う子どもたちが、 大きな夢と希望を両手いっぱいに抱えられる毎日を過ごしてくれるよう、私たちは、今というときから変革を進めていかなければならないのです。



51年目のスタート

変化をもたらすために、私達「滝川青年会議所」がまず、やらなければいけないことは何でしょうか。それは、会員一人ひとりが小さな「気付き」を見つけることにあります。変化とは問題に対して行う、能動的なものです。 問題を見出さなければ、変化のしようがありません。私達がまず直面している問題は、青年会議所会員数の減少です。年々、会員数は減り、青年会議所自体の存在意義が問われる時代となりました。そこで、再度私達の結束を強め、 一人でも多くの会員を得るために、今後の5〜10年後を見据えた組織作りの第一歩を踏み出す1年にしたいと思っております。いかに魅力ある団体であり、会員同志の堅い絆でそれぞれの成長を促せる組織であるかを、 同じ志をもつ青年たちや次世代を担う少年少女達に伝え、この先、未来永劫続く団体として、その礎をつくってきたいと思います。



地域社会への貢献

私達が行わなければいけない問題として、地域社会への貢献というのも大きなテーマとなります。そらぷちキッズキャンプのように、有意義な取り組みをしている私達のまち滝川。ですが、私達はそれだけで満足してはいけません。 この活動をもっと多くの人に知ってもらうために、青年会議所のネットワークを通して、この事業の認知度を広める必要があります。滝川と聞くと、今まで、いじめ問題や不正受給などの暗いイメージしかありませんでした。 しかし、滝川という土地で、このような取り組みをしていること自体、北海道はもとより日本全国に誇れる取り組みだと思っております。この活動こそ、私達の組織の根底となる相互扶助なのではないでしょうか? ですが、実際に私達は、そらぷちキッズキャンプを資金的に援助できる状況ではありません。しかし、青年会議所の活動を通して、人道的ボランティアやPR活動などを行い、一人でも多くの子どもたちが利用できるよう、情報発信していかなければならないと考えています。



滝川名護交歓事業

36年もの永きに続く、滝川名護交歓事業も年々、参加児童が減少しています。こちらも、昨今の経済状況や少子化問題などを考えると、いたし方ないのかもしれません。 しかし、そのことで、子どもたちにとってのとても重要な「学ぶ」という環境を絶やしてはいけないとメンバー各々は考えていることと思っております。違う文化に触れ、多くの人々に出会い、さまざまな経験をする。 このことが、子ども達にとって、何よりの財産になります。故郷を離れることで、故郷の温かさやありがたみがわかり、また、見知らぬ土地でも「人の親切さ」や「友情の尊さ」を認識してもらえる、格好の機会だと思っております。 今後は今までのように、教育委員会や小中学校への案内だけでなく、積極的に参加児童募集をあらゆる場面で告知し、滝川市、新十津川町に留まることなく中空知全体からも児童が参加できる環境を整えていきたいと思っています。



将来へ続く架け橋として

私達の活動に「街づくり委員会」というものがあります。これは、単に行政に要望や改善案を提出するという、抽象的な取り組みではなく、もっと地域住民に身近な取り組みとして行っていきたいと思っています。私は2児の父親として、子どもは宝物だと思っています。 だからこそ、子どもたちに恥ずかしくない言動を心がけているつもりです。子どもは本当に無限の可能性を秘めています。将来、メジャーリーグで活躍する少年がいるかもしれない、世界的に有名な女優になる少女がいるかもしれない。 だからこそ、子ども達に「夢」を持ってもらえる社会を創っていきたいと思っています。将来、子ども達が大人になったとき、少しでも後悔しないよう、さまざまな環境を与え、笑顔と希望が満ち溢れた毎日を過ごしてもらえるよう、 私達がその見本となっていきたいと思っております。そのために、形式にとらわれた講演会などではなく、私達会員と子どもたちが直に触れあう機会を多く作り、大人になることへの希望や私達の街の素晴らしさを、伝えていきたいと思っています。



最後に

私も早いもので滝川青年会議所に足を踏み入れて8年が経ち、現役メンバーの中で最も経験を踏んだメンバーとなりました。数々の先輩や多くの同志たちとの出会い、組織での重要な役職並びに出向と、我が人生の中で重要なる一時を過ごさせていただき、 この貴重な体験を無駄にしないためにも、次世代を担うメンバー達に伝え滝川青年会議所の発展に寄与できればと考えております。

自分は、JCが好きです。滝川青年会議所の同志たちが大好きです。

可能性が埋もれ、それを見つけ出せなくなっている現状を変えてみないか、このJCという組織に向き合い己のプライドをかけてみないか、きっと素晴らしい未来が見えてくるはずです。

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