一般社団法人滝川青年会議所
    第58代理事長  松尾 朋哉


      昭和53年5月19日(38歳)
      株式会社マツオ 営業部長

      【JC歴】
        LOM
         2010年 入会
         2011年 誇りあるまちづくり創造委員会 委員
         2012年 ふれあいの名護委員会 幹事
         2013年 名護委員会 委員
         2014年 未来創造委員会 委員長
         2015年 専務理事
         2016年 会員拡大研修会議 議長(常任理事)
        出向
         2012年 (地)復興支援委員会 委員
         2013年 (地)ソーシャル・ストック確立委員会 委員
         2016年 (地)憲法論議・国史教育推進委員会 副委員長



至誠通天
〜次世代に想いを繋げ!〜

【はじめに】
 2006年の秋に滝川青年会議所に入会してから9年、私は多くの経験をさせて頂いた青年会議所、そして出会えた全ての方々に感謝しています。
 高校卒業後、私は都会に憧れ札幌の専門学校に通い、土木建築の仕事に就きました。その後滝川に戻り父が経営する会社に勤め、時を同じくして入会した滝川青年会議所は自分の人生を大きく変えてくれました。何に対しても無意欲で無関心、自分の殻にこもり自分からは人に話しかけない。そんな私に多くの先輩諸氏やメンバーが笑顔で話しかけてくれたこと、相談にのってくれたこと、事業を成功させるために共に行動してきたことが今日まで私が青年会議所活動を行っている原動力であり、「自分だけ」という利己的な考えから滝川の未来のため、未来の子ども達のためにという利他の精神を育んで頂いたと思っています。翌年、青年会議所に入会して間もないメンバーが集いJCの基礎知識を学び、交流を深めるアカデミー塾に塾生として出向しました。毎回出席する度に多くの出会いや発見が自分の中で楽しみとなり、以後私が北海道地区協議会に出向する原点となりました。また青年会議所活動の中で、メンバーをはじめ、多くの市民の皆様と真剣に滝川の未来のために議論し、共に事業を組み立て、その達成感から共に笑い、涙を流す。私は青年会議所に入会する前の自分では得ることのできない多くの機会を頂き、心から青年会議所に入会して良かったと思うと同時に、今自分を支えてくれている家族や会社、先輩諸氏、そしてメンバー、青年会議所活動を通じて関わって頂いた全ての皆様に心から感謝しています。
 先人たちの不断の努力により日本は、戦後の復興から高度成長期へと目覚ましい発展を遂げ、私たちの生活は大変便利なものとなり今や世界的に見てもトップクラスの生活水準だと言われていますが、それにも拘らず世論では「再生」「改革」という文言が飛び交う状況であります。その問題を解決するためにも責任世代である私たちJAYCEEが積極的にまちづくり運動を行い、明るい豊かな社会を実現するために助け合い、話し合い、互いを認め、感謝し行動すれば、それは大きな力となり今後ますます地域に必要とされる青年会議所になるのではないでしょうか。

【明るい豊かなまち滝川の創造】
 事業を行っている時、ある市民の方から「未来のまちのために若い皆さんが汗を流しながら行動している姿を見ると、応援したくなるし、参加したくなる。」そのようなお声を頂きました。それは先輩諸氏がこれまで築いてきた情熱と想いが今、市民の皆様の心を動かしていると感じた時でもあり、同時に私たちが未来の懸け橋となり、行動しなければならないと思った瞬間でもありました。今年度7回目を迎える「たきかわ納涼盆踊り花火大会」は、主管として市民の皆様のため、滝川の未来を担う子ども達の笑顔のため、そして夏の大イベントとするべく行ってまいりました。この事業を更により良いものとするため、そして継続していくためにも改めて検証し構築いたします。
 昨年度、滝川市と滝川青年会議所は、防災・減災活動に対する意識の高揚と地域の防災力向上を図るために「災害時及び防災活動に関する協力協定」を結びました。ですが万が一に備え、私たち青年会議所が地域のリーダーとして災害時に早い体制づくりと行動する事ができるように準備する事が大事だと考えます。
 ある日、自分自身の幸せについて考えたことがあります。今以上に明るい豊かな生活になれば…誰しもがそのような考えが出てくるでしょう。しかし、そのためには会社の発展や、行政機関の充実、地域コミュニティーの活性化など、様々なものが今以上に良くなければならないと思いました。今一度未来の「明るい豊かなまち滝川」を創造するためにも市民の皆様と話し合い、どのようなことが今求められていて我々青年に対して何に期待しているのか、そして今後滝川青年会議所が滝川に対して何ができるのかを示すことができる場を構築いたします。

【そらぷちキッズキャンプ】
 そらぷちキッズキャンプは、日本に約20万人いるといわれている小児がんや心臓病などの難病とたたかっている子ども達、そしてその家族の皆様のQOL(Quality Of Life)向上や心のケアのため、医療設備を完備し特別に配慮されたキャンプ施設や自然体験プログラムを実施されています。難病を抱え「外で遊びたい」という「夢」を持っている子ども達が、滝川の自然の中で自分が病気だという事を忘れ笑顔で楽しいひと時を過ごし、その体験が一生忘れる事のない思い出や、生きる力を得ることとなっています。そのキャンプ施設を私たち子育て世代の親としても、そらぷちキッズキャンプを私たち自らが率先して応援し、未だ知らない方々に魅力を伝え、一人でも多くの方に「夢」のキャンプ施設を応援して頂きたいと思います。
 また子ども達の参加費用やキャンプ運営、施設建設・管理などは、すべて寄付金によって運営されています。東日本大震災より徐々にではありますが着実に広がりつつある寄付文化やボランティア文化を滝川から盛り上げていきたいと考えます。その一歩として近年増えつつある募金型自動販売機の設置を各企業に促し、ジュース1本の売上げの一部が寄付となり、滝川の皆様がそらぷちキッズキャンプを日頃から寄付というかたちで応援できるような優しいまち滝川を創造いたします。

【滝川名護児童交歓事業】
 25年前、私は滝川名護児童交歓事業の派遣児童として親元を離れ、同年代の仲間と共に約2,300km離れた沖縄県名護市に行きました。北海道では決して見ることができない青い空と海、そして体感することができない気候や風土、文化。それは大人になった今でも楽しかった思い出として鮮明に残っています。
 この事業は小学5年生、6年生が対象で滝川、名護の参加児童が互いの文化を学ぶだけではなく、5日間親元を離れ自分達が互いに助け合い、思いやり、そして事業に参加させて頂いた親への感謝の気持ちを育む青少年育成事業であり、名護青年会議所と協力し合い40年以上継続されている全国の青年会議所の事業でも類をみない両青年会議所の想いがこもった貴重な事業だと考えます。
 しかし昨今の経済状況や学校教育活動、家庭環境の変化により、参加児童の確保が困難になってきています。この事業を周知徹底することをもちろん、昨今参加して頂いた児童やその家族の皆様のご協力を頂き、滝川名護児童交歓事業の意義を伝え、参加しやすい環境を構築いたします。両青年会議所が滝川・名護の子ども達の懸け橋となって笑顔と感謝の気持ちを育む事業としてこれまで行ってこられた先輩諸氏の想いを紡ぎ、大人になっても忘れることのない貴重な体験ができるこの事業を永続的に継続できるように構築いたします。

【会員拡大と研修】
 近年の会員拡大活動により滝川青年会議所は一定の会員数を保っておりますが、40歳で卒業という青年会議所のシステムから3年後には会員数が半分になってしまいます。高い志があっても行動する人が少なければ1つの事業を構築するための一人にかかる負担が増え、そして何よりも会を維持するだけが精一杯になり活動に対してブレーキがかかってしまいます。青年期に貴重な経験ができる大人の学び舎である青年会議所の趣旨目的や魅力、そして会員拡大活動の必要性をメンバー全員が共有し、一人ひとり熱意を持って接することで多くの同志を増やしていきます。
 また青年会議所に所属している会員として、自己を高めるトレーニングも重要と考えます。青年会議所は青年会議所運動の目的である「明るい豊かな社会の創造」にむけて必要な精神、知識、技能を身につけるために「地域開発の機会」「個人開発の機会」「ビジネスの機会」「国際の機会」、この4つの機会を与えてくれます。その中の1つである「個人開発の機会」、人間力開発の研修を行いメンバー一人ひとりの成長をもって地域発展に結びつけていきます。

【LOM運営】
 滝川青年会議所は、先輩諸氏が築き上げてきた地域との信頼をより一層深め、地域に必要とされる団体であり続けるために、メンバー一人ひとりが品格ある青年としての自覚を持ち、各規則やルールや規範に従い、明るい豊かなまち滝川を創造し日々の運営をしていかなければなりません。
 総務は、滝川青年会議所が運動を行ううえで大変重要な役割を担っています。日の当たらない、目立たない印象を持たれますが、より良い青年会議所運動を展開していくために各委員会や会議体との連携、広報や渉外など、多岐にわたる後方支援を行っています。今年度は、JCIマークの視覚的イメージ統一を図ることをはじめとするコンプライアンスを徹底するとともに、時代に則した運営の方法を見出していかなければなりません。また今使っているSNSなどを活用し、運動を発信し続けることで滝川青年会議所が更に市民の皆様と近くなり、多くのファンを増やしていくために運営してまいります。

【最後に】
 昭和35年、滝川を愛する青年たちにより181番目の青年会議所として誕生した滝川青年会議所も3年後には60年目という節目を迎えることになります。これまで先輩諸氏が築き上げてこられた様々な運動の積み重ねや想いがあったからこそ、地域から必要とされる今日の滝川青年会議所は存在していると考えます。それを忘れず人生の中で最も輝きを放つ青年期だからこそできるJAYCEEとして誇りと自覚を持ち、多くの機会を与えてくれる青年会議所、そして熱い想いを持った仲間や先輩諸氏に感謝し、心寄せ合い若者らしく英知と勇気と情熱をもって共に明るい豊かなまち滝川を創造してまいります。